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Bob Foundation Bob Foundation
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Robert

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実は家具を作っていました〜!

ここ数年、特にイラストでお付き合いのある方は知らない人も多いかと思いますが、2005年頃オリジナルデザインで家具を作っていました〜。コミッションワークでも作ったことがなく、家具作りは全くのビギナー。しかも自主生産にも関わらず、何を思ったか、もっとオリジナル家具を増やそう!と色々アイデアを練っては工場やショップに掛け合ったりしていました。

今回はそんな家具作りのお話です。ビギナー必読!(嘘です笑)。ではお気軽に、よろしく〜!

さてその始まりですが、いくつかのアイデアが交錯する中でふっと湧いて出てきました。当時スタジオワークを中心に活動しつつ、グラフィック主体の仕事をちらほら、気ままにやっていました。そんな中あちこち散らばっているアイデアのひとつに、シャーロックホームズのテレビシリーズ(ジェレミー・ブレットだったと思う)で、等身大のホームズを模した人形を窓際に立たせ、影絵を利用し居留守を使い敵を欺く、というエピソードに着想を得て、防犯グッズを作ろう!と思い立ったのです。ただ普通の人型では面白くないなあと思い、ちょうど他でデザインしていたウサギ型擬人のグラフィックを合わせようと思いついたのです。そう、始まりは防犯グッズ、家具ではなかったのです。

なにしろ経験のない立体物。製造工程は安易に想像していました。板をウサギ型にくり抜いて、できればクルクル回転するスタンド軸をつけたいなぁと、ぼんやり。色は影絵だからシンプルにブラックで決まり。スタンド軸の仕掛けについては、他のプロダクトを参考にしたり、DIYショップにいって器具をリサーチしたり、結局のところ、追い追い工場に相談すればいいと思い、とりあえず本体部分のウサギ型擬人のグラフィクを実寸おおよそ170cmで書き出すことに。簡単に作れそうじゃん!と甘く見積っていました。まだ何も決まってなく、何体作るのか?どこで売るのか?いくらになるのか?そもそも本当に防犯グッズとして作れるのか???あっ面白そう!と見切り発車、誰も止める人がいません。。。(2人で、いいじゃんいんじゃんと進めてました笑)

さて、まったくビギナーの私たち。等身大のスタンド付きの防犯グッズ。生産もそうだけど、安全性のことや流通のことも考えないといけません。そこで、当時すでに家具のお店やブランドと仕事をしていたので、そのルートで相談をしたり、協力的な話をいただいたり、雑談レベルで下調べを開始。

そうこうやっていくうちに、ある考えが浮かびます。実のところ洋美の実家は木材を多岐に扱う工場。木材の選定や加工はもちろん、製品製造、内装や塗装なども行っていました。そのうえ楽器の部品なども製造していて、かなり高度な技術を持っていました。立ち上げ当時、ボブのスタジオを構えた時も作業机を作ってもらい、お手のもの。仮に素材を木材に絞れば、あるいは私たちのアイデアが木材とその周辺で作れれば、実家の工場にお願いできるのではと思いつきました。そこで、まぁ実家だし参考までに軽いノリで聞いてみようと、デザイン画を送って概要を軽く伝えました。するとすぐに現場から、とりあえずありものでささっと作ってみようかと打算されました。ラッキー。

しばらくすると、これ↓(下記画像)が送られてきました。

(写真の後ろに写っているポスターが元となったグラフィック)

サンプル第1号!

1cm厚の合板で塗装もされていました。お〜!っ感動。工場から一報あって、グラフィックのR(角の丸み)を修正してもらっていました。板を抜く刃の都合上、

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